中国の高速鉄道経済
鉄道部がこのほど開催した中国高速鉄道運営状況情報連絡会で明らかにされたところによると、全国の高速鉄道路線で稼働する高速列車は355組に上り、うち時速250キロメートル級が234組、350キロメートル級が121組に上り、これまでに2億8千万キロメートルを無事走行し、5億人の旅客を輸送したという。中国はすでに高速鉄道の発展が世界で最も早く、システム技術が最も整い、集積力が最も高く、営業距離数が最も長く、営業時速が最も速く、建設規模が最も大きい国になった。
現在、高速鉄道は主に三大経済体(長江デルタ地域、珠江デルタ地域、京津冀経済圏)に集中している。昨年だけで、これらの地域の域内総生産(GDP)は前年比10.4%増加して、全国平均を1.7ポイント上回った。地域GDPが全国のGDPに占める割合は44%に達し、同3ポイント上昇した。ある専門家によると、高速鉄道はすでに中国の地域経済一体化を推進する原動力となっており、中国経済はまさに高速鉄道時代を迎えつつあり、高速鉄道経済というものが徐々に姿を現してきたという。
作成日:2010年11月18日