【青島市】入国後の自宅待機の対応について
最近では新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な感染流行を受け、中国の感染対策の重点が対外感染拡散から流入の防止に変わり、各政府機関では国外からの感染流入を防ぐための一連の措置が講じられています。
ビジネスや商談、勤務再開のために青島空港から入国する外国人は少なくありません。感染の拡散を防ぐため、青島市では市内に固定した住所がない者に対し、各区(市)政府が手配する車両での指定されたホテルやビジネスの活動場所まで送り届け、住所のある者については14日間の自宅待機を求めています。普段からホテルに長期滞在している場合は、自分のホテルでの隔離について現地政府との交渉してみることが可能です。
3月中旬以降の入国を予定するか、すでに入国して自宅待機中となっている外国人へのアドバイスは以下の通りです。
(1)所在する社区(団地)に個人の健康状況、訪問・滞在経由地、行動歴等の状況を速やかに報告し、山東省電子健康通行コードを申請する。
(2)本人の入国前に親族又は所属先より社区への事前届出を行っておく。3月中旬より、黄島区、即墨区、嶗山区等では3日前までの事前届出を求める文書が公布されており、詳細は区や市により異なるため、現地の感染対策機関に問い合わせる。
(3)毎日午前、午後に検温・報告を行い、室温低下に注意しながら、1回30分程の換気を日に2、3回行う。共同居住者がいる場合は、食器の共用を避け、飲食は各自の部屋でとるようにする。
(4)社区の人員に生活用品の買い出しを依頼したり、配達物や出前の受取りの際には、社区の人員と交渉し、防護措置を整えて社区から出ずに内部で受け取るようにする。中国語でのやりとりが困難な場合は、青島市外事弁公室又は弊所に連絡しサポートを受けることが可能。
(5)適度な運動や規則正しい睡眠と食事で、心身を健康に保つ。
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作成日:2020年03月17日