最新法律動向

商標登録の出願料等を4月1日から50%引き下げ

国家工商総局商標局は、3月30日に公告を公布し、財政部、国家発展改革委員会財税〔2017〕20号文書に基づき、4月1日より商標登録の出願料等を50%引き下げることを発表した。
近年、商事制度改革が進むにつれて、市場に参入する業者の数が大幅に増加し、商標登録の出願件数も上昇し続けている。社会全体の商標に対する意識も大幅に強化され、商標ブランドが経済の構造変化やグレードアップの中で果たす「突破口」としての役割が日増しに顕著となり、各業界はますます登録商標出願の必要に迫られている。国務院から「緩和と管理の結合、サービスの向上」という改革の要請を受けた工商総局は、積極的に社会の関心に応えて商標登録サービスのレベルを引き上げ、商標登録の簡便化改革を進め、改革のもたらすメリットを社会に還元しており、その成果は日増しに顕在化しつつある。
公告によれば、今回料金を引き下げる項目は、商標登録受理費、商標登録証追加発行費(紛失声明を新聞に掲載する費用を含む。)、登録商標譲渡受理費、商標登録更新受理費、登録更新遅延受理費、商標審査受理費、変更料、商標証明発行料、集団商標登録受理費、商標登録証明受理費、商標異議申立費、商標取消料、商標使用許諾契約届出料の合計13項目となっている。これらのうち、最も基本的な料金である商標登録受理費は、従前の600元から300元に引き下げられた。

(中国工商報より)

 

作成日:2017年04月12日