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商務部外資司の責任者が語る2016年度1月から2月の中国の外資導入の状況

2016年度1月から2月にかけて、中国全土で実際に使用された外資の金額は人民幣1,418.8億元(米ドル換算USD225.2億)であり、同期比で2.7%の伸びであった。商務部外資司の責任者は、1月から2月に中国が導入した外資には次の特徴があったことを指摘した。

サービス業が実際に導入した外資は引き続き増加。特に、ハイテクサービス業の増加幅が高い。2016年度1月から2月にかけて、サービス業で実際に使用された外資の金額は人民幣891.6億元(米ドル換算USD142.1億)であり、同期比で5.7%の伸びであり、中国全土の総数に占める割合は62.8%だった。特に、ハイテクサービス業が成長を保ち、実際に使用された外資は人民幣159.1億元(米ドル換算USD25.2億美元)であり、同期比で156.6%の伸びで、不動産業を除くサービス業が実際に使用した外資総数の22.5%を占めた。ハイテクサービス業のうち、デジタル関連及び関連サービスが人民幣51.8億元(米ドル換算USD8.3億)、同期比538.9%の伸び、ITサービスが人民幣46.6億元(米ドル換算USD7.2億)、134.4%の伸び、研究開発及びデザインサービスが人民幣30.6億元(米ドル換算USD4.9億)、68.8%の伸びと実際に使用された外資の伸びが特に顕著であった。

米国、日本、シンガポール、英国、ドイツ等の対中投資が目に見えて増加。2016年度1月から2月にかけて、外資が実際に投入した金額は、米国が人民幣62.9億元(米ドル換算USD10億)で同期比110.9%の伸び、日本が人民幣42.3億元(米ドル換算USD6.6億)で同期比14.5%の伸び、シンガポールが人民幣57.5億元(米ドル換算USD9億)で同期比53.8%の伸び、英国が人民幣28.7億元(米ドル換算USD4.6億)で同期比120.3%の伸び、ドイツが人民幣27.4億元(米ドル換算USD4.4億)で同期比8.7%の伸びと特に顕著であった。

中西部地区での外資との契約が大幅に増加。2016年度1月から2月にかけて、中西部地区の外資との契約金額は、中部が人民幣251.3億元(米ドル換算USD38.2億)で同期比26.2%の伸び、西部が人民幣158.6億元(米ドル換算USD24.4億)で同期比14%の伸びであった。西部地区で実際に使用された外資は人民幣98億元(米ドル換算USD15.4億)で、同期比8.1%、中国全土の増加幅を5.4ポイント上回った。

外資のM&A取引が日々活発に。2016年度1月から2月にかけて、M&Aにより実際に使用された外資の金額は人民幣399.2億元(米ドル換算USD60.9億)で、同期比17.3%の伸びだった。M&Aで実際に使用された外資の占める割合は、昨年同期の24.6%から2016年の28.1%に上昇した。

(商務部新聞弁公室より)

作成日:2016年04月06日