最新法律動向

中国 農村戸籍制度取消へ

国務院は、2014年7月30日に『戸籍制度改革を更に推進することに関する意見』を公布しました。これにより農村戸籍と都市戸籍の区別及び関連して発行される青印戸籍等の戸籍を撤廃し、一つの住民戸籍に統一する方針を打ち出し、戸籍制度の人口登記管理機能を高めるとしました。これに先立ち、河北省、遼寧省、江蘇省、山東省等の多くの省・区・市では、相次いで農村戸籍と都市戸籍の区別が撤廃されています。今回の措置は、中国の各日系企業における出稼農民への社会保険料や住宅積立金等の福利待遇へも相応の影響を及ぼすものと考えられるため、中国の各日系企業の皆様におかれましては、注目していただくようお勧めいたします。

作成日:2014年07月30日