最新法律動向

北京市・天津市・河北省間での健康状態の相互認証

北京市と天津市もしくは河北省間を往来する者について、北京市、天津市及び河北省での14日間の隔離が不要となりました。
4月18日、北京市で新型コロナウイルス感染症予防業務についての記者会見が開かれ、北京市と天津市もしくは河北省間を往来する者が「北京健康宝」で申請し「異常なし」の健康状態であった場合、正常に通行できるようになることが発表されました。

「北京健康宝」にて健康状態「異常なし」の申請者に対する制限
過去14日以内の滞在地域が北京市・天津市・河北省の低リスク地域で、なおかつ国や北京市衛生健康委員会が把握している確定症例・疑似症例・濃厚接触者・無症状感染者に該当せず、北京市での自宅待機や集中隔離が不要な者に対し、この制度が適用されます。
しかし天津市・河北省以外の地域から北京市に来た者には、依然として14日間の自宅待機や集中隔離が必要となります。天津市・河北省以外から北京市に出張する者がホテルに宿泊する場合、7日以内に受けたPCR検査証明書を提出する必要があります。
注意が必要なのは、実際に手続きをする際、各区、街道弁事処、社区によって要求が異なり、「北京健康宝」では出入証や登記等に代替できない可能性があり、出入りする者は、依然として各社区の政策上の要請を遵守しなければならないという点です。

作成日:2020年04月21日