北京、上海等で最低賃金基準を引き上げ
■主な内容
1.2019年4月1日より、上海市の月最低賃金基準は、2,420元から2,480元に調整されています。
2.2019年7月1日より、北京市の月最低賃金基準は、2,120元から2,200元に調整されています。
*なお北京、上海の2都市においては、個人が法により納付する社会保険料と住宅積立金は月最低賃金の構成部分に含まれず、使用者が別途支払うものとされています。
■留意点
最低賃金の引き上げにより、病気休暇取得期間等の特殊期間における従業員の賃金又は生活手当の支給金額に、影響が出る可能性があります。企業では、現地の最低賃金基準に注目し、適時企業の賃金規定、労働契約、具体的な賃金の支給等についてコンプライアンスチェックを行うことが重要となります。
作成日:2019年05月21日